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【NB】ロードスタークーペの特徴まとめ

上の写真は1600SPがベースの標準モデルたる「ロードスタークーペ」です。一見するとワンオフでクーペ化させたかのようですがオリジナルの純正です。

ロードスタークーペの概要

ロードスタークーペはこのほかに1800RSをベースとしたタイプSや、バンパー類を独自の意匠にしたタイプAとEが存在しました。2003年には東京オートサロンでタイプA、Eとともに出品されたNR-Aモデル。2004年の同ショーに出展されたTS Conceptはクーペモデルながらもクラシカルな装い。同年11月にはオートバックスセブンから「moNOCRAFT mm1」として、ほぼ同じ内容で発売された。

MGBにMGBGTがあるように、ライトウェイトスポーツではオープンモデル派生のクーペボディが設定されることは珍しくはありませんでした。ただ、ロードスターに関しては相当に優秀な幌があったことと、流麗なフォルムのDHT(デタッチャブル·ハードトップ)がオプション設定されていたこともあり、クローズドモデルが追加されることはありませんでした。(北米マツダで「Mクーペ」、M2によって「1008」というNAベースのクーペが試作されたことはあった)。

ところがNBモデルも終盤に差し掛かった2003年10月、マツダはクーペモデルをデビューさせます。

上の画像はタイプA。他のモデルと比べてバンパーやランプガーニッシュなどのデザインの個性が強い。

 

「ロードスタークーペ」と名づけられたそのモデルは、マツダの子会社であるマツダE&Tがベースのオープンモデルにルーフや専用フェンダーを溶接するなどして仕上げたもの。搭載エンジンや外装が異なる4機種がラインアップされていましたが、残念ながら販売は低調に終わったようです。

ただ、ロードスターのクーペモデルは街中でもあまり見かけず、希少性が高いことから一部のマニアから人気があり今でも中古車市場ではそこそこ高値で取引されています。

ハードトップとの違い

比較対象になりがちなハードトップとの違いですがオープンタイプの弱点とも言えるボディ剛性の弱さが克服され、空力特性も向上されています。また、当たり前ですがハードトップのように取り外してオープンにすることはできません。

ただ、逆に後方から見た流れるようなフォルムはクーペならではの美しさを感じます。

まとめ

NBには今回紹介したクーペモデル以外にもターボを搭載したモデルも発売されるなど様々な挑戦がありました。

年に一度、ロードスターが一堂に会する軽井沢ミーティングでもクーペモデルはほとんど見ることはなかったためかなり希少なモデルであることがわかります。

探されている方は気長に待ってみるのもいいですがガリバーの中古車在庫検索などではたまに掲載されているのでカーセンサーやGOOなどと合わせてチェックしておくことをおすすめします。

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