コラム

M2 1002の購入前に絶対に確認しておきたい3つのポイント

初代ロードスターこと「ユーノスロードスター」は発売から30年も経つのに未だ人気のある車種です。30年という長い歴史の中では何度か限定車が発売されてきましたが、その中でも特に希少なモデルの一つとしてあげられるのが僕の所有する「M2 1002」ではないでしょうか?

300台限定として発売されたものの当時は人気がなく実質販売されたのは100台程度と言われており、現存しているのはたった50台程度とも言われています。

50台しかないとなると探すのも一苦労ですが見つかったからといって飛びつくと失敗する恐れもあります。

このページではM2 1002を実際に所有している管理人がM2 1002買う前に気をつけてほしいポイントをまとめています。

オリジナルパーツの残り具合は要確認

1001とは違い、エンジンはノーマルと同じなM2 1002の良さは何かと言えばその内装パーツのこだわりにあります。

1002のオリジナルパーツについて詳しくは後述しますが、メーターパネルにはじまり、ウッドパネル、ミラー(1001共通)、シフトレバー(木製)、サイドブレーキ(木製)、シフトレバーブーツ、サイドブレーキブーツ、シート、ヘッドカバー(黒結晶塗装)などあげはじめたらキリがありません。

そして、1002の良さが詰まったこれらの内装パーツはNA乗りの中でも人気が高くネットオークションでも高額で取引されています。

例えば1001と1002に共通のアルミミラーなんておよそ10万円もの値がついたりします。

ウッドパネルやシフトレバー、サイドブレーキ、ドアノブなんかも非常に高額で取引されています。

これらのパーツが高額で取引されているということは裏を返せば、これらのパーツを手放している人がいるということです。では、これらのパーツを売っている人はどこからパーツを入手しているのかというと、ほとんどの場合が実車から取り外しているパターンでしょう。もちろん、スペアのパーツとして持っていた方もいるかもしれませんが、実車から外して人気のあるパーツはパーツ単体で販売し、車両本体は1002として販売すれば同じ車が2倍美味しくなります。

何が言いたいかというと02の良さを取り除かされた02を掴む可能性があるということ。これではせっかく1002を購入してもよくよく確認すると1002オリジナルパーツが全然ついていないじゃないか!?ということになってしまうのです。

ですので1002を購入する前には1002の良さが詰まったオリジナルパーツがどの程度残っているのかしっかりと現車確認を行うことをおすすめします。

02のオリジナルパーツについては下記の記事で詳しく紹介しています。

普通のユーノスロードスター(NA)とM2 1002はどこが違う?

センターパネルカバーの割れ確認

1002のもっとも特徴的な部分の一つに木製のセンターパネルカバーがあります。実はこのカバー。

見た目の美しさとは裏腹にとっても割れやすいんです。

こういったツルッとした部分て両面接着のものを設置したくなるのですが早まらないでください。剥がすときに99%の確率でパネル表面のクリア塗装が持って行かれます。

実際に同様の経験をしたオーナーが多かったのでしょう。1002のセンターパネルカバーがバキバキに割れているのはよくある光景です。

センターパネルカバーが綺麗な状態の1002を見つけるのは非常に困難ですが状態の良いものがあればめっけもんかもしれません。

まとめ

今回はM2 1002に絞った内容で書きましたが他にも実際に車を購入する前には事故歴や塗装の状態や走行距離など色々確認する部分があるかと思いますが、その辺りは1002以外のロードスターと同じです。

それぞれ重視する部分が違ってくることとは思いますがM2 1002のオリジナルパーツは市場にもあまり出回りませんし、もし見つけてもかなりの費用が必要となるため02を購入する前には今回紹介してポイントをしっかり確認しておくようにしましょう。

また、購入後も油断なりません。02のパーツは損傷具合にもよりますが壊してしまうと修理不可なものも多数あります。

02を購入する際は購入後もそれなりに費用がかかることを覚悟しておいた方がいいかと思います。

-コラム

© 2024 俺とユーノスロードスター