整備記録簿

ユーノスロードスターのアイドリングが高いまま下がらない原因と修理

すでに1989年の発売からかなりの年数が経過した初代ロードスター。1991年に発売された管理人の愛車M2-1002もそれに近い年数のためか、想像もしないような箇所が次々と故障します。

さて、今回の故障はというと、「アイドリングが下がらない」という問題。今回もカーメイクコーンズさんに持ち込んだ診断結果と修理についてまとめていきたいと思います。

症状:アイドリングが1800回転付近から下がらない

まず、症状についてはいたってシンプル。通常であれば800~1000回転?くらいのアイドリングがず〜っと1800回転をキープ!ただこれだけです。

1800回転でも気にしなければいいじゃん。そう思われるかもしれませんが、そうはいかない問題が2つ。

かなりうるさい

まず第一に「うるさい」という問題。1800回転がどれくらいかというとこの回転数に+200回転すると1足で発進するときに目安とされる回転数の2000回転になります。発進の時とほぼ同じ回転数が信号待ちの時や車で誰かを迎えに行って待っている時もキープ!マフラーからは常にゴーーーーーというけたたましい音がしています。

この音のせいでオーディオの音量も聞こえにくく、普段よりも2つもVOLをUPさせていました。

また、庭を駐車場にするリフォームの記事でわかるように僕の家の駐車場は上にカーポートがあり、後ろに自宅、左にお隣さん宅、右に庭というように正面以外囲まれていまして、かなりエンジン音が反響する構造です。

ただでさえ反響しやすい構造なのに1800回転で駐車させていたらいつクレームを言われるかわからないくらいうるさいのです。

減速チェンジの際につんのめって危ない

そして、もう一つの問題が減速チェンジの際のつんのめりです。どうゆうことかというと通常減速チェンジ際はブレーキを踏んで、スピードが落ちたら一つ下のギアにチェンジしますよね?

ブレーキを踏んでからチェンジするということはエンジンの回転数も落ちてからチェンジすることになり、通常ですと一つ下のギアにチェンジしてもエンジンブレーキは掛かって減速することはあっても前につんのめることはありません。しかし、今回の現象ではブレーキを踏んで減速し、減速チェンジするためにクラッチを切った途端に回転数が1800回転まで上がるため一つ下のギアに入れてもクラッチを繋いだ途端エンジンブレーキどころか前につんのめることになるのです。

特に僕の住んでる地域の住宅街などでは歩行者も多いためつんのめるのには危険性を感じました。

アイドリングが高い原因はISCVとエアーバルブの故障

早速症状を伝え、カーメイクコーンズさんで見てもらったところ、今回の一連の症状の原因はISCVの故障ではないかと言われました。

ISCVはエアコン使用した際にアイドルアップをさせるための装置で、アイドリングの調整を行うための弁の役割を果たしています。今回の症状ではエアコンを作動させると少しアイドリングが収まり、エアコンをOFFにするとアイドリングが高まることからISCVの故障によりこの弁が開きっぱなしになっているのではないかという推測に行き着いたようです。

このISCVはパーツ代だけで4万円ほどとなかなか高額なパーツな上、交換したからといって原因がISCVでなければ症状が治らないこともあるため交換せずにアイドリングが高いまま乗り続けるという選択もする人も多いようです。

ただ、管理人的にはご近所さんに迷惑をかけたくありませんし、アイドリングが高いのには結構なストレスを感じていますので思い切って交換してもらうことにしました。

ISCVを新品に交換!症状は改善するも…

パーツの注文から数日。カーメイクコーンズさんからパーツが届いたと連絡があったため交換作業をしてもらいに行きました。

こちらが取り外したISCVです。一度も交換されていなかったため、かなりくたびれているのがわかります。30年間お疲れ様でした。m(_ _)m

肝心の症状はというと…通常の回転数に戻ってます!

説明によるとエアコンのオンオフでアイドリングが上下するようになったためISCVがダメになっていたのは確かだとのこと。しかし、通常時のアイドリングが異常に高いのは以前治らず、現在はアイドルスクリューを目一杯締め込んでいるので落ち着いているんだそう。

この通常時のアイドリングが高い原因はおそらくエアーバルブの故障が疑われるようです。エアーバルブは新品で2万円程度とまたまた高額なパーツです。しかし、ここまで来たら行ったれー!ということで完治を目指してパーツの手配を依頼しました。泣

つづく(2018/10/08)

【追記】エアーバルブ交換

タイミングが合わずそれから1ヶ月ほど空いてしまいましたがようやくエアーバルブの交換を行いました。

症状はどうなったかというと…完全に完治!

以前の安定した快適なアイドリングに戻りました。

もし同様の症状で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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